【徹底比較】freee vs マネーフォワード、あなたに合うのはどっち?

経理DXのヒント

クラウド会計ソフトの導入を考えたとき、誰もが一度は比較検討するのが「freee」と「マネーフォワード クラウド」。この二大巨頭は、どちらも素晴らしいサービスですが、その思想や得意なことは大きく異なります。

「結局、うちの会社にはどっちが合っているの?」

そんな疑問に終止符を打つため、本記事では5つの重要な観点から両者を徹底比較し、あなたがどちらを選ぶべきか、明確な答えを提示します。

結論ファースト:あなたはどっち派?

細かい比較の前に、まずは結論から。あなたはどちらのタイプでしょうか?

  • 直感・シンプル派のA社長 → freeeがおすすめ
    • 「簿記のことはよく分からない」「とにかく日々の入力作業を簡単にしたい」
    • 個人事業主や、設立したばかりの小規模な法人
  • 機能・連携重視のB社長 → マネーフォワード クラウドがおすすめ
    • 「経理だけでなく、給与計算や請求書発行もまとめて効率化したい」「すでに他の便利ツールを使っていて、それらと連携させたい」
    • ある程度の規模があり、バックオフィス全体のDXを目指す中小企業

もしあなたがどちらのタイプか判断できたら、その先を読み進めて答え合わせをしてみてください。

5つの項目で徹底比較表

比較項目freee会計マネーフォワード クラウド会計
思想・コンセプト簿記知識からの解放
(収入・支出を登録するだけでOK)
伝統的な簿記を効率化
(仕訳ベースだが、自動化で高速に)
料金プラン(法人)ミニマム: 2,380円/月~スモールビジネス: 3,980円/月~
操作画面(UI)家計簿のように直感的でカラフル。初心者でも迷いにくいデザイン。伝統的な会計ソフトに近く、一覧性が高い。経理経験者には馴染みやすい。
機能の範囲と拡張性会計が中心。人事労務などは別料金・別サービスとして強力に展開。会計、請求書、経費、給与、勤怠などが一つのブランドで密に連携。
API連携先の豊富さ多数のサービスと連携可能だが、自社サービス内での完結を重視。業界トップクラスの連携数を誇り、外部サービスとの連携を強みとする。

freeeがおすすめなのは、こんな社長・会社!

freeeの最大の魅力は、なんといっても簿記の専門用語を意識させない圧倒的な使いやすさです。

  • ☑ 簿記の知識が全くない、または苦手意識がある
  • ☑ 個人事業主や、従業員数名の設立間もない法人
  • ☑ まずは日々の記帳作業だけでも自動化して楽になりたい
  • ☑ スマホアプリで、移動中などにサクッと経費登録を済ませたい

freeeは「経理担当者がいない、社長自身が経理も見る」という会社にとって、強力な味方となってくれるでしょう。

マネーフォワード クラウドがおすすめなのは、こんな社長・会社!

マネーフォワード クラウドの強みは、バックオフィス業務を丸ごとカバーする機能の豊富さと、外部サービスとの圧倒的な連携力です。

  • ☑ 簿記の知識がある、または経理担当者がいる
  • ☑ 会計だけでなく、請求書・給与計算・勤怠管理なども含めてDXしたい
  • ☑ すでに様々なSaaSツールを利用しており、それらと会計データを連携させたい
  • ☑ 会社の成長に合わせて、より高度な会計処理や部門別管理も視野に入れている

マネーフォワード クラウドは、会社全体の生産性を向上させたいと考える、DXに積極的な企業にとって最適な選択肢です。

まとめ:あなたにとっての「正解」とは

結論として、「どちらが優れているか」という問いに答えはありません。あるのは「あなたの会社にとって、どちらが合っているか」という問いだけです。

  • シンプルさ手軽さを求めるならfreee
  • 網羅性拡張性を求めるならマネーフォワード クラウド

この記事が、あなたの会社に最適なパートナーを見つける一助となれば幸いです。どちらのソフトにも無料お試し期間がありますので、ぜひ実際に触って、その使い心地を確かめてみてください。

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